ペットロスと命の大切さ1
私は小さなころから犬が大好きでした。
自分の家の玄関先につながれていた雑種犬に咬まれて泣いた記憶があります。
それでも、怖くて犬が嫌いになることはありませんでした。
その飼い犬はポチという名前だったと思います。
そのポチと一緒に撮ったふるぼけた写真が残ってました。
そこにいる小さな私はポチのそばに行きたいけど怖くて腰がひけてる姿が映っています。
そこまでポチに興味を持っていたんだなぁとあらためて感じました。
ポチはおじいちゃんの家の犬が、いつの間にか庭先で産んでいたものをもらってきたのです。
コロコロとたくさんいる小さな赤ちゃん犬を、飽きずにずーっと見てた私が駄々をこねてもらってきたと聞きました。
今ではどこの家のペットも立派な血統書つきが当たり前ですが、そのころは今のようなペットという意識はなく、番犬のために犬を飼っていたようなもので、お金を払って犬を飼う時代ではありませんでした。
こんなにさくさんの種類の犬がいて、それをお店で売っていることを、たぶん当時の私の周りの者は誰も知らなかったでしょう。